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先生って、そんなに忙しいもの?
今回は、中学の部活が教師から外部コーチになるという問題について
- 本当か否か
- どうして?
- 先生はそんなに忙しい?
- メリット・デメリット
ということを、実際に現在も中学で教師をする友達にもインタビューしましたので、併せてお話ししたいと思います。
Table of Contents
中学の部活が教師ではなく外部コーチの指導になるって本当?
今すぐにというわけではなく、スポーツ庁の有識者会議は、2023年度から3年かけて
「休日」の部活動を段階的に委託し、その後徐々に「平日」の指導も移していく方針
とし、公立中学校において、運動部活動の指導を学校の教師から、地域のスポーツクラブなどに委託するよう提言しました。
実際、我が子が通う中学でも、これに関するアンケートが配られました。
今すぐに、というわけではないものの、「徐々に・・・」と考えられているようですね。
中学の部活が教師ではなく外部コーチの指導にする理由は?
- 教師の働き方改革の見直し
- 事故軽減
- 子供の能力アップ
一般企業では、「働き方改革」として、色々業務体系が見直されている中、教師はその部分が追いついていません。
一般的な業務(授業)が終わった後も、教師の拘束時間は長く、放課後や休日も部活の指導や大会等の引率まで続きます。
つまり、「教師の超過勤務を減らして働き方改革を進める必要性がある」というのも目的の一つです。
また、中には全く経験のない教師がその部活動の顧問をすることで、能力を持った子供の実力を伸ばすことができ伸ばすことができないというのも問題の一つに挙げられます。
先生って、そんなに忙しいのかしら?
中学の部活顧問をする教師の実態
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Q1.教師はそんなに忙しいのか?
A.教師の仕事は授業を受け持つことだけではなく、書類作成(問題・報告書・案内など)がとにかく多く、それ以外にも問題を抱える子の対応や親・学校内・教育委員会との情報共有。
様々な勉強会・研修会への参加などもあり、その上部活動の顧問もあり、18時までに学校を出れる(退勤)ことは少ない。
また、土日も部活動にとられ、全く休みのない週が続くことも・・・。
Q2.部活動が外部委託になると、教師は助かるもの?
A.実際、今の勤務体系でシワ寄せがきているのは家庭。
子供が具合悪くても休めない、子供を病院に連れて行く暇がない、仕事を家に持ち帰ることもしばしばあり、部活顧問がなくなれば時間と心に余裕が持てるようになる。
また現在・・・経験のない卓球部の顧問となっているが、専門的な指導をできるわけではなく、ただトラブルを起こさないよう・怪我をしないよう見守っているだけなので、生徒の能力を伸ばしてあげられないことに心苦しさも感じるので、専門的な指導をしてくれる人がいると助かる。
Q3.休日だけでも部活の指導が外部委託されると、負担は軽減する?
A.気持ちの面でも余裕ができると思う。
もちろん、練習試合や大会などは自分自身も子供達を応援したいので行きたいが、土日に余裕ができると、家庭も大事にできるし、気持ちの面で完全な「休日」があるのは全然違う。
確かに、業務的に忙しい上に、責任問題などの負担も大きい部活顧問の業務が軽減されると、先生も助かりそうですね。
中学の部活が教師ではなく外部コーチの指導になるメリット・デメリット
メリット
- 教師の精神的負担軽減
- 教師の業務内容負担の軽減(肉体的負担も軽減)
- 教師のゆとりができ、それ以外に目が行きやすくなる(不登校児の対応・授業の活性化等)
- 地域とのつながりもできる
- 小中一貫教育が盛んになる(外部指導がクラブチームと同様になり、小中一貫指導となれば)
- 個々の能力が上がり、優秀な人材が育つ
まず一番に教師の負担軽減が挙げられますが、子供たちにとってもメリットはたくさんあります。
デメリット
- 部活の問題からの生活指導が難しくなる
- 部活動の種類が減る可能性(指導者がいない部活動はどうなるのか・・・)
- 学校の目の届かない指導が行われる可能性も(体罰等の問題)
- 部費が高額になる
- 平日の練習時間が減る可能性が
- 指導者確保が難しい問題
など、生徒と教師のつながりが薄くなる可能性も否めません。
最後に
いかがでしたでしょうか?
実際問題、やってみなければ分からないということも多いでしょう。
また、指導者の確保も大きな課題となっています。
3年という猶予期間は設けられていますが、現状、我が子の中学では変化はありません。
今後、少しずつ変わってるくるのかもしれませんね。
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